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アマミヤキミナリとの出会い

はじめに、アイドルとは一体…?というところなんですが、辞書で引くと「偶像」「崇拝される人や物」「あこがれの的」と出てきました。へーなるほど?????ちょっと頭の片隅に置いておくといいかもしれません。ではわたしにとってのアイドル、アマミヤキミナリについておはなしします。

 

前回のログで書いたように、わたしはなかおまさき経由でCHaCK-UPと再び巡り会ってしまいました。運命かな?運命でした。わたしがちゃっくを観るまできっとまたどこかで巡り巡ってくるんだな!?と腹をくくって初演のサマトリを購入したのはこどちゃの翌年の秋頃。

CHaCK-UPのことはこの時点まででだいたい調べ尽くしてありましたので彼ら宇宙人の“正体”もすでに知っていました。だから、きっと、きっと、すきになっちゃうだろうなあ〜〜〜〜〜って思ってた人が1人いました。まったく予想通りで笑っちゃうんですけど、天宮王成です。わたしがアマミヤキミナリアマミヤキミナリってよく鳴き声をあげているその人です。出会ってしまったんですね〜。出会ってしまった。出会ってしまったんだよ。

 

そもそもCHaCK-UPとは、地球人を幸せにするためにシャトルに乗ってやってきた宇宙人アイドルグループなんですが、実はその宇宙人たちは地球の、日本の、芸能科の高校生が演じている姿だったのです!というのがこの初演で明らかにされます。アマミヤキミナリっていうのがその高校生の1人なんですね。ただの完全無欠のアイドルを夢見る高校生。そんなアマミヤキミナリにどうしてこんなにもわたしが惚れ込んでしまっているのかってところなんですけれど、言ってしまえばこの人は天才なんです。結局のところそうなんだとおもいます。この人の魅力は言葉にできないけれど“天才”という便利な言葉があるのでつい使っちゃう。だってほんとにそうなんだからしかたないじゃん!!!!!!って感じです。

 

でも実際は、そのアマミヤキミナリという男はパフォーマンスの才能が決定的に欠けていました。歌もダンスもへたくそ。まわりの人間からは「学院始まって以来の落ちこぼれ」なんてひそひそと言われてるらしいです。

ところがこの男、とっっっっってもポジティブでして、自分のことは「天才」でまわりはみーんな「凡人」だとおもっています。逆に凡人であるくせに「おれは天才だ!」だなんて騒ぎ立てて喧しい奴なのできっと学院内で物凄く目立っていただろうし煙たがられて居ただろうなあとおもいます。「才能ないくせに目立つなよ」って感じで。

わたしはこれだけでもうかっこいい!!!!!かっこいい!!!!!!!!ってなるので相当アマミヤキミナリに対して盲目的なんだと、自覚はしてます。一応。それでも、それでも、アマミヤキミナリはわたしの目にかっこよく映るのです。まわりの才能のある人たちよりも、ずーーーーーーっときらきらして、かっこよく見えるのです。どれだけフィルターを外そうとしたってだめでした。理由は分かりきってるんですけれどね。後述します。

 

この学院は、学年問わず、選抜メンバーに選ばれると芸能事務所との契約がほぼ約束されるという制度があるのですが、自称天才アマミヤキミナリくんはとうとうそれに選ばれることなく3年生になってしまいます。しかし最後のチャンスであるこの年、ついに選抜メンバーに選ばれたのです!やったー!同じく選抜メンバーに選ばれた土岐原穣、鳴上林檎、美波旅生、美野アカネ、火山武とアイドルグループを結成。のちにアマミヤキミナリによってCHaCK-UPと命名されます。
ちなみになかおまさきはヒヤマタケルを演じて、いません。劇中に登場する人物は全員“実在する人物”というていで扱うというのがドルステのおもしろいお約束。非公式用語でアナザーワールドといいます。ということで、アマミヤキミナリも実在する人物なんです。ヒヤマはなかおくんのお友達であり1個下の後輩であるのでなかおくんを慕ってくれているらしい。なにそれかわいいー!ヒヤマかわいいー!なかおくんもかわいいーーー!!!アマミヤキミナリーーーー!!!!!!

 

ここから色々ありました。アマミヤキミナリは目立ちたがり屋だからグループのリーダーを買って出るのですがそれが一部のメンバーの反感まで買ってしまいます。ああそうだ、ここで言われるんだ「才能ない奴が出しゃばるな」って。アマミヤキミナリはそれでも自分は天才だと言い続けました。まわりなんて気にしない!自分が目立てばそれでいい!そんなスタンスを貫き独りよがりだったアマミヤキミナリが色々、ほんとに色々あって、まわりの人間の声をよく聞いてよく見るようになるのと同時に、仲間を必要とするようになります。突然めっちゃ視野が広くなる。すごい。かっこいい。それでも自分は天才だと言い続けました。なんなんだ…かっこいい…かっこいい……。

 

つまりアマミヤキミナリにはどんな魅力があるの?というところに戻るわけですが、その前にまず、人間ってどうしたら自分に自信が持てるようになるのでしょうね????というところに触れておきたいです。

おそらくなんですけど、他人の評価じゃないかなっておもうわけですね。自分の能力がいくら長けていて自慢できるものだとおもっていても、他人と比べて自分はこのくらいだな〜って絶対やるんです。絶対。褒められると嬉しくなるし、人に認められてるんだって思えれば自然と自信がついてくるものなのかなって。人間というのはめんどくさいいきものなので、結局のところ第三者がいないと自分に自信が持てないんですよ、きっと。自信を失くしてしまうのも第三者がいるからなんですけど。きっとね。

じゃあアマミヤキミナリはどうなんだろう。アマミヤキミナリはどんなに陰で才能がないくせにだの目立つなだの言われても「おれは天才だ!」と思わなくなることはありませんでした。少しだけ見失いかけたことはあったけれど、結局最後まで自分の才能を疑うことをしませんでした。才能ないんだから目立つななんて、そんな風に言われたら誰だって萎縮するんじゃないかなあと思うんですけれどね。表現することが怖くなったり自分をさらけ出せなくなったり。けれどアマミヤキミナリはそうはならなかった。それはとてもすごいことなんですよ。わたしはできなかったもの。

 

実はわたし、ものづくり関連の学部にいまして、毎週毎週自分で制作した作品をアトリエに提出するっていう生活を送っていました。作ることは大好きです。たのしい。いや、たのしい、ではなく、たのしかった、です。少しずつそんな気持ちに変化していったのは、同じ学部の子たちは自信に満ち溢れた人ばかりでした〜という、書いてて悲しくなるような甘えた理由から。わたしはというと、他の子の作品と比べると見劣りするレベルの層にいたんですね。アトリエでみんなが作った作品を見せ合いっこをして刺激し合うって方針だったからね、どうしてもね、比べられるんですよ。才能の違いがはっきり視覚的にわかるように。今でこそ怖かったよ〜>< なんてテンションで言えますが、当時は相当やばかった。そのうち自分だけのたのしいを感じられなくなりました。自分に自信が持てなくなって、表現することがこわくて、まわりの目を気にするようになりました。まあ元々そういう気質の人間だったけれど、この時は拍車をかけてそうだったな〜って。ばかよねって。今思うとそんな感じ。

 

ちょうどその頃にアマミヤキミナリと出会ったのはやっぱり運命だったな?などと勝手に決めつけることにします。完全に参ってる状態のわたしの目に映るアマミヤキミナリはかっこよさの塊だったのです。凡人と言われようと、陰口を叩かれようと「おれは天才だ!」と堂々と人の前に立とうとしているアマミヤキミナリの姿は、ほんとにかっこよかった。ほんとうに、かっこよかったの。それは決してからいばりなんかではなく、純粋に自分の才能を信じきっているものであったから。初めて初演のアマミヤキミナリを見た時、涙が止まらなくてテレビの前で体操座りしてたね〜いい思い出。あーーー、あのかがやきを生で見たかったなあ…。なんて。

さっきも書いたように人間はまわりの評価を気にするいきものなので、そうして堂々としていられること、自分に自信を持ち続けることは、誰にでもできることではないよ。それはあなたの尊い才能だよって。歌やダンスの才能があるとかないとか、そんなところで、そんな土俵にいるようなアマミヤキミナリではないのです!と、ヒヤマもそう言ってたように。だからわたしはヒヤマのことがすっごくよくわかる。…とおもっている。「おれって才能ないのか?」とアマミヤキミナリが呟いた時に「まあぶっちゃけそうですね!」と即答するヒヤマタケル改めて思い返してもすごい。笑っちゃうけど。ヒヤマにとって、パフォーマンスの才能がないからこそと言ってはあれかもしれないけれど、そんなアマミヤキミナリだからこそきらきらと輝いて見えたのではないかなあと思います。誰よりもアマミヤキミナリは夢を見せてくれるアイドルなんです。わたしにとっての一番のアイドル。あなたのような人間になりたいっていうあこがれ。目指す場所はalways ON TOP! これ絶対アマミヤキミナリのことじゃんね。

 

これこそが、わたしがアマミヤキミナリに心底惚れ込んでしまっている一番の理由ときっかけでした。あくまできっかけだけ。ここからどんどんどんどんアマミヤキミナリのすごさに気付かされていきます。想像することのすごさとか、それをファンに届ける方法とか、世界観を作る能力だとか、数えだしたらキリがなくて、やっぱりアマミヤキミナリは天才なんだな〜〜〜〜って思いますね。ほんとにすごい人に出会ってしまったのです。

キャップは?と聞かれるとどう答えたらいいのか、キャップのことも伝えきれないほどにだいすきなんですけど!!!!!!これまで書いてきたように、ほんとうの意味でのわたしにとってのアイドルはアマミヤキミナリなのかな…?同じ人でもあり別人でもあるので難しいですけれど。

でもほんとに、言葉じゃ表せないくらいすっごい人なんですアマミヤキミナリは。だから天才だなんて簡単な表現じゃ伝わらないと思うけれど、便利な言葉だしほんとにそうなんだからしかたないじゃん!!!!!!!!

映像からのおたくがつらつらと失礼いたしました。現場に足を運べる日が来て欲しいなあ。

 

ということで、わたしはこの時はじめてアイドルという存在に出会いましたーというおはなしでした。これを書いておきたかったの。すっきりしました。

 

わあすごい、4386字にもなってしまった。